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院長コラム

シリーズにて、食べることについて考えていこうと思いますので、どうかお付き合いの程よろしくお願い致します。
コラムの中の登場人物の紹介をします。 我家の愛犬・ヨークシャーテリア8歳(以下ピース)と、我愛妻・タカちゃんです。

  飲み込むこと コラムタイトル
 今回は『飲み込むこと』です。

 「ゴホン、ゴホン」タカちゃんソファに寝転んだままでお茶を飲み、むせたようです。
それにひきかえ、愛犬のピースは水を飲むときむせたりはしません。ましてや、寝転んで飲むようなことは絶対にありません。
食べ物や飲み物は口から入り、食道から胃へと流れていきます。それとは別に、息(呼吸する空気)は、鼻や口から入り気道をとおり肺へいき酸素を取り込んだあと、もときた道をとおり、からだの外へ出ていきます。
 犬の場合は、食べ物のとおり道と空気のとおり道がそれぞれ立体交差しており、道をまちがえることはありません。しかし、人間の場合は、それぞれの道が交わるところが信号のある交差点のようになっています。信号がうまく機能しているときはいいのですが、もし信号機が故障したりすると事故につながります。つまり食べ物や飲み物が誤って気管のほうに入ってしまうことになります。
そのとき、人間のからだが反応して異物を外に出そうとします。これが「むせ」です。
それが気管まで入ってしまった場合を「誤嚥(ごえん)」といいます。
高齢者で咳反射(せきはんしゃ)などの機能が落ちてくると、唾液や異物などを誤嚥して肺炎をおこすことがあります。
 タカちゃん、今度はイスにすわってきなこ餅を食べていますが、またむせたみたいです。
一度にたくさん口の中に入れるからです。むせやすい食べ物は、少しずつ食べましょうね!

食欲

食べる時の姿勢

かむこと

飲み込むこと

食べるとは





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『こども110番の歯科医院』